中尊寺とか無量光院とか行ってきた話
こないだ中尊寺とか行ってきたんですよ。こないだって言っても夏休みになんですけど(時の移ろいを感じる。中尊寺だけに)青森まで自転車持って行って、こいで帰ってくるって流れで。今、教科書に「奥の細道」のってて、それで教えていると気になってきますよね。どんなもんなのかと。どんだけ金ピカなのかなと。
五月雨の 降り残してや 光堂
ってやつです(わりと俳句好き)
芭蕉さんもいてはりました。青森から自転車こいでて4日目くらいだったと思うのですでに足ちぎれそうだったんですが松尾芭蕉とかは歩いているわけだから、まぁ車輪ついてるだけましかなとか思いながら進みました。
それにしてもすごい人。夏休みだったのもあるんだと思いますが、こんななんもないところに(失礼)よく人が集まっているな~って感じです。外国の人もたらふくいてインバウンドの波も感じます。英語大事じゃない? やろやろ。
子どもの時は神社仏閣とか全く興味なかったんですが、写真でみても結構いい感じですよね。僕の前を歩いている、たぶん小学3年生くらいのお子さんとパパさんが、ずっと義経の事を話していて、パパさんが義経と弁慶の事とか教えてあげてるんですよ。すごい詳しくお話されてたんで一緒に聞いてたんですけど(失礼かな)社会って科目は結局人間と、その人生にかかわっているなって思います。人間が好き、人間ドラマが好き、漫画好き、旅行好きな人って社会向いてます。
僕は学生の頃は社会ダメだったんですが(暗記が苦手なので)思うにこういう人間ドラマみたいなのが潜んでいるのも教えてあげるといいんじゃないかなって思うんですよね。授業中もなるべくストーリーが生まれるように話してます、何かのきっかけになればいいなって感じてます。人生ってきっかけだと思うんです。(いい事言うな~)
寺ミスはなかなか攻めたネーミングで好き。
中尊寺は、中が撮影禁止だったのでまぁ雰囲気だけでも伝わるように金ぴかのお土産のっけておきます。たしかに金ぴかや~って感じの寺でした。
そのあと、「無量光院」ってところ寄りました。無量光院についてはご存じない方も多いんじゃないでしょうか。奥州藤原氏の三代目の秀衡が平等院鳳凰堂を模して造ったらしいんですよ。僕も日本史勉強してる中で出会って、
「な……なんや、このカッコいい名前の寺は……」
と思ったんですよ。中2病くすぐりますよね(いつまで中2病なの?)
僕は、平等院鳳凰堂は京都に(自転車で)行ったとき寄ったんですが結構好きな寺の1つなんですね、推し寺。じゃあ行くしかないっしょ、無量光院ってかっこいいし(無量空処みたいで)中尊寺から近いし、って事で、わりとすぐついたんですが……
まさかの跡地でした。
てっきり何かしらあるのかと思ってうっきうきで来てたんですが、まさかの跡地……
まぁでもある意味無量光院といえば無量光院なのかも……
奥州藤原氏の栄耀も一睡のうちにして、結局残ったのは草なんですね。
夏草や 兵どもが 夢の跡
と僕が思いついたみたいな流れで一句書いておきました。
中尊寺&無量光院(跡)でした。